歯列矯正によって横顔に変化が生じるプロセス
歯列矯正で横顔に変化はあるのか?
美しさに関心がある方にとって、歯列矯正は魅力的に感じる治療方法ではないでしょうか。歯列矯正は、歯を美しくすることに加え、横顔にも影響を及ぼします。
こちらでは、矯正治療による横顔の変化のプロセスや矯正治療の方法についてお伝えいたします。
矯正治療による横顔の変化のプロセス

矯正治療は、歯並びを整えるだけでなく、顔全体の輪郭や横顔の印象にも影響を与えます。特に横顔の変化は、多くの患者様が気になるポイントでしょう。
以下では、矯正治療がどのように横顔を変化させるのか、そのプロセスを大まかに解説いたします。
矯正治療で横顔がなぜ変わるのか?
矯正治療は、ワイヤーやマウスピースといった装置を使って歯を少しずつ動かしていく治療法です。
歯が動くことで、横顔の印象にも影響を及ぼします。なぜそのようなことが起きるのでしょうか。理由としては、顎の位置が変化するからです。歯列矯正によって、正しい位置に歯が移動した結果、顎の位置も移動します。これにより、見た目の変化が起きることが期待できるのです。
例えば、出っ歯が原因で上顎が突出している方の場合、歯列矯正を行えば上顎の位置が後退するため、鼻・唇などのバランスが良くなります。その結果、横顔の印象が美しくなる可能性があるでしょう。
横顔の変化が絶対に生じるわけではない
矯正治療で横顔の印象が変わることはありますが、絶対ではありません。例えば、輪郭にあまり変化が生じない程度に歯並びが悪い場合は、矯正治療を受けても横顔に変化が起こりにくいでしょう。人それぞれ変化の具合が異なりますので、その点は意識しておくことが大切です。
矯正治療による横顔の変化のプロセス!いつ変化が期待できる?
矯正治療は、以下のような流れで一般的には行われます。
- 1.初診
- 2.検査・説明
- 3.治療
- 4.歯磨きの指導
- 5.動的治療
- 6.保定
これらのうち、どのタイミングで横顔の変化が期待できるでしょうか。個人差がありますが、一般的に半年程度で横顔の変化を感じる方がいます。矯正治療は、徐々に歯を動かして整える治療です。そのため、変化が生じるまである程度の期間が必要となります。上記の治療の流れでいえば、動的治療で変化を感じることが期待できるでしょう。動的治療は、数年程度継続して行われるものです。長い治療の間に、横顔の印象が変わったと感じる方もいらっしゃるでしょう。
矯正治療後の横顔の維持
矯正治療が完了した後も、横顔の美しさを保つためには一定のケアが必要です。治療後にリテーナー(保定装置)を使用することで、歯並びの後戻りを防ぎ、横顔の美しさを維持しやすくなります。
治療期間中の横顔の変化プロセス

矯正治療は、美しさを実現するための道のりです。しかし、治療開始から完了までには一定の期間が必要であり、その過程で横顔はどのように変化していくことが期待できるのでしょうか。
横顔の変化のプロセスに関しては、上記でも解説していますが、こちらではより細かく変化のプロセスを確認します。
治療開始直後:変化はまだ見えない時期
矯正装置を装着した直後は、歯並びや横顔に目に見える変化はほとんどありません。この時期は、装置を装着したことで違和感を覚える方もいらっしゃるため、慣れるための期間といえるでしょう。装置によって歯に力が加わり始め、目に見えないレベルで歯の移動が始まっている重要な時期でもあります。
数ヶ月後:徐々に変化が現れる時期
治療開始から数ヶ月が経過すると、歯並びに少しずつ変化が現れ始めます。同時に、口元の突出感や顎のラインにも微妙な変化が現れる場合もあるでしょう。この段階では、治療の効果を実感し始める時期であり、モチベーションの維持にも繋がります。
中期:変化を感じやすい時期
治療の中期になると、歯がそれなりに移動しており、横顔の変化を感じる方もいらっしゃるでしょう。一般的に半年程度で横顔の変化を感じますが、人によっては1年以上かかる場合もあります。
後期:微調整と安定化の時期
治療の最終段階では、細かい調整を行い、噛み合わせを最適化します。この時期は、横顔の変化を感じてそれなりに経過した頃でしょう。
保定期間:美しい横顔を維持する時期
矯正治療が完了した後も、保定期間が必要です。この期間は、治療の成果を定着させるための重要な期間です。
矯正治療によって横顔の変化が期待できますが、劇的に現れるものではありません。治療期間中は、医師の指示に従い、辛抱強く治療を続けることが大切です。
顔の輪郭を整える矯正治療の方法
矯正治療といっても、治療方法はさまざまです。こちらでは、顔の輪郭を整えるための矯正治療の方法についてお伝えいたします。
矯正治療の代表的な種類
表側矯正
ワイヤーやブラケットを、歯の表に装着する治療方法です。矯正治療といえば、表側矯正をイメージする方も多いのではないでしょうか。メジャーな治療方法であり、対応できる症例範囲が広いのが魅力です。
裏側矯正
表側矯正は、目立つため抵抗感がある方もいらっしゃいます。裏側矯正は、歯の裏側にワイヤーやブラケットを装着する治療方法です。装着していても目立たないため、この治療方法を選ぶ方は増えています。
マウスピース矯正
マウスピース型の装置を装着して歯の矯正を行う治療方法です。取り外しが簡単なため、歯磨きや食事の制限が少なく扱いやすいのが魅力といえます。
治療方法の選択
どのような治療方法が適しているかは、患者様の歯並びや顎の状態、ご要望によって異なります。矯正歯科医は、精密な検査と診断に基づいて、最適な治療方法を提案します。クリニックを利用する際は、ご要望や悩みを細かく相談するようにしましょう。
矯正治療を受ける際のポイント
- 矯正歯科医選び
経験豊富で信頼できる矯正歯科医を選ぶことが重要です。
- 治療後のメンテナンス
保定期間もしっかりと管理することで、治療成果を維持できます。
- 治療期間を確認する
長期にわたって治療することになるため、治療期間や通院の頻度などを確認することが大切です。
歯列矯正で横顔や輪郭の変化が期待できる
矯正治療による横顔の変化のプロセスや矯正治療の方法についてお伝えしました。
歯並びを整えるだけでなく、歯列矯正は横顔や輪郭にも影響を与える可能性がある治療です。個人差はありますが、一般的に半年程度で横顔に変化を感じる方がいます。
矯正期間は長く、少しずつ変化は生じてくるものです。横顔が変化するかどうかは、人それぞれ異なります。必ずしも横顔の変化が生じるわけではないため、その点は認識しておきましょう。
矯正治療は、「表側矯正」「裏側矯正」「マウスピース矯正」などいくつかの種類があります。ご要望や歯の状況などによって、適した治療法は異なります。クリニックを利用する際は、矯正歯科医と相談のうえ、治療法を決めていきましょう。
また、矯正治療は治療後に、保定期間にて歯をケアする必要があります。保定期間とは、矯正装置を外したのちに、歯を固定するための時期を指す言葉です。後戻りが生じる可能性もあるため、保定装置(リテーナー)でそれを防がなければなりません。
矯正治療は、根気のいる治療です。矯正歯科医とは長い付き合いになるため、積極的にコミュニケーションを取るようにしましょう。
【宇都宮】歯列矯正を始めるための矯正歯科のコラム
歯列矯正で理想の横顔を!くにい歯科・矯正歯科
医院名 | くにい歯科・矯正歯科 |
---|---|
院長 | 歯科医師 国井 隆一 |
住所 | 〒320-0072 栃木県宇都宮市若草3丁目1−8 |
TEL | 028-600-0921 |
メール | info@921dental.com |
診療時間 | 午前:9:30〜12:30 午後:14:30〜19:00 |
休診日 | 木曜・日曜・祝日 |
URL | https://921dental.com/ |