ステップ1：予約方法の選択と目的の伝達

多くの歯医者では、電話予約とウェブ予約が可能です。

電話予約

直接質問できるため、矯正相談が目的であることを明確に伝え、予約希望日時を伝えることができます。

ウェブ予約

24時間いつでも予約が可能です。備考欄などに「矯正相談希望」と目的をしっかり記載しましょう。

どちらの方法でも、「矯正治療の相談」が目的であることを最初に伝えることが、スムーズな予約受付につながります。

ステップ2：予約時の確認事項

予約時には、以下の点を確認しておくと当日の流れがスムーズになります。

• 初回の相談料が発生するかどうか
• 相談時にレントゲンなどの検査を行う場合、その費用目安
• 当日の持ち物（保険証や過去の歯科資料など）
• 予約時間に遅刻しそうな場合の連絡方法

ステップ3：当日の準備

予約が完了したら、当日に備えて準備をしましょう。当日の診療流れは、まずカウンセリングから始まることが一般的です。気になる歯並びの具体的な症状や、治療への希望、予算の目安などをメモにまとめておくと、限られた時間の中で効率的に相談を進めることができます。

初診時は、問診票の記入などがあるため、予約時間の5分前には到着するように心がけましょう。

矯正治療の専門性と実績の確認

矯正治療は専門性の高い分野です。歯医者を選ぶ際には、「日本矯正歯科学会認定医」の資格を持つ医師が在籍しているか、また、その歯医者が矯正治療に豊富な実績と経験を持っているかを確認することが、最も重要なポイントです。

特に、希望する治療法（マウスピース矯正、裏側矯正など）について、十分な知識と技術があるかを確認しましょう。

診断設備と治療計画の精度

正確な診断が、治療期間や結果を左右します。信頼できる歯医者は、CT撮影や口腔内スキャナー（iTeroなど）といった診断設備を導入し、デジタル技術を活用した精密な治療計画立案を行っています。これらの設備が整っているかどうかも、選び方の重要な基準です。

カウンセリング体制と通いやすさ

矯正治療は長期間にわたるため、患者様の疑問や不安に対して丁寧に対応し、納得できるまで説明してくれる歯医者を選ぶことが大切です。

さらに、予約システムがスムーズであるか、通いやすい場所にあるかといった点も、治療を継続するうえで重要なポイントとなります。

一番気になる歯並びの状態を具体的に

歯並びに関する悩みは多岐にわたりますが、まずは「どこが一番気になるか」を明確に伝えましょう。

具体的な名称を使う

「出っ歯（上顎前突）」「受け口（下顎前突）」「デコボコ（叢生）」「すきっ歯（空隙歯列）」など、歯並びの具体的な名称や、その状態を指で示しながら伝えることが大切です。

見た目以外の悩み

審美面だけでなく「うまく噛めない」「発音しづらい」「歯磨きがしにくい」といった、歯並びが生活に与えている影響も伝えましょう。

治療への希望とゴールを明確に

治療の目的を明確に伝えることで、歯科医師は患者様の希望に沿った治療計画を立てやすくなります。「見た目だけを治したい」のか、「噛み合わせの機能回復を優先したい」のかといった治療のゴールを伝えましょう。

「目立たない装置がいい」「治療期間を短くしたい」「予算の目安」など、装置や費用に関する希望も率直に伝えてください。

生活への影響や習慣を伝える

歯並びを悪化させている可能性がある、または治療後の後戻りに影響を与える習慣があれば、それも伝えてください。幼少期の指しゃぶり、現在も続いている舌で歯を押す癖や食いしばり、過去の抜歯や大きな虫歯治療の経験など、歯並びに影響を与えた可能性がある情報を整理して伝えることで、より患者様に合った適切な矯正治療の計画を立てられます。

Q1．初めての矯正相談の予約は、どのように進めるのがスムーズですか？

A．予約時には、電話・ウェブを問わず「矯正相談が目的であること」を明確に伝えましょう。また、当日に必要な持ち物や初診料の有無などを事前に確認しておくことも大切です。

Q2．信頼できる矯正歯科の歯医者を選ぶ際の最も重要なポイントは何ですか？

A．信頼できる歯医者の選び方で最も重要なのは、日本矯正歯科学会認定医の資格の有無や、豊富な治療実績があるかといった専門性です。また、CTや口腔内スキャナーなどの診断設備が整っているかも重要な選び方の基準となります。

Q3．カウンセリングで自分の歯並びの悩みを伝える際の具体的なポイントは何ですか？

A．悩みを伝える際のポイントは、一番気になる歯並びの状態を「デコボコ」「出っ歯」など具体的に伝えることです。また、「見た目」だけでなく「噛みにくい」「磨きにくい」といった生活への影響、そして希望する治療のゴールを明確に伝えることも大切です。